2017/03/15
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懐かしのアニメ「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」
先日、AbemaTvの「なつかしアニメ」チャンネルにて、爆走兄弟レッツ&ゴー!!が放送されているのを見かけました。
アラサー男子なら小学生のころにやりましたよね?
ミニ四駆!!
当然みなさんは、爆走兄弟レッツ&ゴー!!(以下、レッツ&ゴー)についても知っているでしょう。
レッツ&ゴーとは、ミニ四駆大好き兄弟である星場烈・星場豪が様々な強敵たちとレースで戦いながら成長していくアニメです。
コロコロコミックでマンガも連載もされていましたね。
また、最近ではコロコロアニキにて「爆走兄弟レッツ&ゴー!!Return Racers!!」という新シリーズも連載されています。
ちなみに筆者がAbemaTvでみたのは、大神博士率いるバトルレーサーたちとの戦いがメインの、いわゆる第1シリーズ。
烈・豪はSGJC(スーパーグレートジャパンカップ)での優勝を目指して熱いレースを繰り広げました。
そんなレッツ&ゴーを見て、筆者はふと疑問が浮かんだシーンがありました。
それは物語の最終回。
見事にSGJCで同点総合優勝を果たした烈と豪ですが、二人は同点優勝という事に納得できず表彰台の上でケンカしています。
そんな中で烈が言った一言。
「ポイント制は総合力をはかるものなんだって。オレが1位に決まってんだろ!?」
SGJCはA~Cセクションに分かれた3ラウンド制の大会でした。
各レースの上位獲得レーサーには1位から順位ポイントが与えられ、最終的に3ラウンドの合計ポイントが一番高かったレーサーの優勝。
烈と豪はポイントで並んだために同時優勝となったのです。
イメージとしては、豪はストレートに強いかっとびレーサー。
あまり深く考えるタイプではないため、大きなミスをすることもあれば、奇跡的な活躍を見せることもあります。
一方の烈は、コーナリングに定評のある堅実なレーサー。
しっかり者の性格のため、大きなミスをすることがなく安定した活躍が期待できます。
このような特徴があるため、確かに総合力は烈のほうがありそうです。
でも、同時優勝したSGJCについては、烈のこの言い分はあんまり納得できない部分があるのです。
SGJCの成績は豪も安定してるんだよね
では、SGJCにおける参加レーサーの成績を見てみましょう。
名前 | A | B | C | 合計 |
---|---|---|---|---|
星場豪 | 1pt(6) | 3pt(4) | 6pt(1) | 10pt(1) |
星場烈 | 3pt(4) | 2pt(5) | 5pt(2) | 10pt(1) |
鷹羽リョウ | 4pt(3) | 0pt(8?) | 4pt(3) | 8pt(3) |
三国藤吉 | × | 5pt(2) | 3pt(4) | 8pt(3) |
土方レイ | 6pt(1) | 1pt(6) | × | 7pt(5) |
近藤ゲン | × | 6pt(1) | × | 6pt(6) |
沖田カイ | 5pt(2) | 0pt(8?) | × | 5pt(7) |
黒沢太 | × | 4pt(3) | × | 4pt(8) |
J | 2pt(5) | 0pt(7) | × | 2pt(9) |
鷹羽次郎丸 | × | 0pt(11) | 2pt(5) | 2pt(9) |
こひろまこと | × | 0pt(10) | 1pt(6) | 1pt(11) |
R | × | – | – | 0(12) |
※A,B,Cが各セクション
※各セクション1位~6位までがポイントを与えられる
※各セクション1位が6pt、以下順位が下がるごとに-1pt
※獲得ポイント(順位)で表記、リタイアの場合は「×」、不参加は「-」
※アニメ内ではBセクションの鷹羽リョウ・沖田カイの順位は明確にはわからないため、両者8位にしました。
SGJCはマシン同士の壊しあいであるバトルレースがOKだったこともあり、リタイアするマシンが続出しています。
そんな中、3つのセクションすべてで完走したのは、豪、烈、リョウの3人のみ。
また、3つのセクションすべてでポイントを獲得したのは、豪と烈だけなのです。
これを見ると、どうでしょう。
豪はSGJCにて、致命的なミスは冒してはいませんね。
もちろん、ストーリーを細かく見ていくとレース中のミスはあるのですが、結果としてすべてのレースで完走してポイントを稼いでいるのです。
もちろん、すべてのレースで完走してポイントを獲得したのは烈も同様です。
つまり、星場兄弟は二人ともSGJCにおいて堅実にポイントを積み重ねて優勝を果たしたわけです。
どちらもしっかりと総合力で勝負したといえるのではないでしょうか。
ただ、そうなると上で紹介した烈の主張は、「アレ?」と感じてしまいますよね。
「ポイント制は総合力をはかるものなんだって。オレが1位に決まってんだろ!?」
烈のセリフは、「自分の方が豪よりも総合的に上の成績を残したんだ」と言っているように聞こえます。
では、豪と烈の2人の3セクションのレース結果を比較してみましょう。
Aセクションでは、烈が豪よりも2つ上の順位でゴールしています。
Bセクションでは、豪の方が烈よりも1つ上の順位でゴールしています。
Cセクションでは、豪が1位、烈が2位でした。
もし、2人の順位から各セクションごとに勝敗を決めたとしたら、豪の2勝、烈の1勝になります。
烈よりも豪の方が多くのレースで上の順位を獲っていますね。
うーん、客観的に見て、烈は総合力で豪に勝っているようにはみえないですよ・・・。
3レースで1度も1位を獲得していませんが、トータルポイントが1位である烈は間違いなく優勝者の1人です。
でも、総合力を理由にを豪よりも上であることを主張するのはちょっと無理があるかなぁ。
しっかり者の烈ですから、SGJCの結果とは関係ない過去のレースの成績まで持ち出すことはしないでしょうし・・・。
今見てもハマるレッツ&ゴー!!
というわけで、筆者は久しぶりにレッツ&ゴーを振り返ったわけですが、やっぱり懐かしかった。
アニメの開始から20年近くが経っているわけですが、絵的にもそれほど古い感じもしませんでしたし、今見ても十分に楽しめました。
しかも、続編である「WGP」も見たくなったので、昔購入していたWGPのブルーレイセットを引っ張り出してくる始末(笑)。
※AbemaTvでは引き続いて「WGP」の放送という流れにはなりませんでした。
このままいったら、さらに続編となる「MAX」も見たくなる気がしています。