2017/03/15
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目次
私は紙の本しか購入できない
「読書の秋」にはまだ早いですね。
筆者は読書が趣味と言ってもいいくらい本を読みます。
最低でも週に1度は書店に足を運ぶくらいです。
厳密に数えてはいませんが、書籍代だけで月に万単位のお金を使っているハズです。
さて、そんな本好きともいえる筆者ですが、最近自身の行動に疑問を感じました。
なぜ自分は、「書店で本を購入」して情報をインプットしているのだろう?
実は筆者、これまでに情報商材のような電子媒体の読み物を購入した経験がありません。
情報をインプットする目的であれば情報商材だって本と同じのハズ。
それなのに、購入してこなかったのです。
これはどうしてなのか?
その理由を考えてみました。
※本記事では「本」を装丁された紙の本として話を進めます。また、「情報商材」には動画・音声などの様々な形がありますが、本記事ではPDFなどにされた文字情報や画像によるものを前提に話を進めます。
所有欲
電子データであれば、パソコンやiPadなどの機器に入れられるので場所を取りません。
一方の本は、1冊1冊場所を取ります。
実際、筆者の部屋には本棚に入りきらない書籍が存在し、床に平積みになっていたりもします。
それなのに、なぜ場所をとる本を購入するのか?
それは、紙媒体の「本」という形あるものを手に入れることに価値を感じているからではないでしょうか。
本は書かれている内容こそがコンテンツなのであり、本を形作っている紙そのものに大した価値はありません。
情報を仕入れるだけなら電子データでも構わないはず。
それはわかっているけれど、やはり「本」という形で手に入れたいという自分がいます。
しっかりと装丁されていないと味気ないと感じるのかなぁ。
すぐに読めそうな気がする
電子データを読むためには、機器の電源を入れてソフトを起動して・・・といった手順が発生します。
その一方で、本は目の前にあれば、手に取って開いた瞬間から読み始められます。
また、電子データはページ移動が不便という話をよく聞きます。
もちろん、リーダーの機能でブックマークであったり、インデックスの参照が容易になっているものもあります。
しかしながら、本であれば勘(経験的なもの)を頼りに、読みたいページの付近を開くことはできます。
一時的に、今読んでいるページと過去に読んだページを行き来したりと、融通の利く読み方ができるのも本のメリットだと思います。
子どものころからの慣れの問題もあるかもしれませんが、読みたいときに読みたいページをすぐ読めるという点に関しては、本の方が優れているのではないでしょうか。
まぁ、本そのものが手に取りやすいところにあれば・・・という前提ですが。
頭に入りづらい気がする
電子データの情報って頭に入りにくい気がします。
本は、見開きページの中でも現在読んでいる部分を少し目に近づけたり、逆に読み終えた部分は遠ざけたりします。
1つのページを読むにおいても、手や顔、目を様々に動かしています。
読み終えた分のページ、これから読む分のページの量もその厚みから感じられます。
電子データを読むときは、なんというか無機質な感じがするんですよね。
均一に映されたものを目で追っているだけというか・・・。
本の方が人間の感覚を多く使っている気がするんですよね。
ちなみに、これは私の主観が大きいと思っていましたが、海外の研究では「電子書籍よりも紙のほうが、読んだ内容をよく記憶できる」といった結果も出ているとのことです。
中身が確認できる
書店に並ぶ多くの本は、内容が見られないようにパックされたりしていません。
ほとんどの本は立ち読みができますよね。
だから、実際に手に取ってパラパラと内容を確認することが可能。
私はサラッ中身を見て「この本面白そう・役立ちそう」と思ったら、家でじっくり読むために購入します。
※一冊まるまる書店で読み終えるようなことはしません。
情報商材でも「お試し」のような形で部分的に公開されていることはあります。
でも、基本的に情報商材は売り手側の提示した範囲で限定公開されます。
たいていはイントロデュースのみで、コアな部分が公開されていることはまずありませんね。
それが書籍の場合は、袋とじでもない限り全公開状態です。
もしかしたら、本当に重要な内容は書籍にはそもそも掲載されていないのかもしれませんが・・・。
詐欺商材への警戒
ネットサーフィンをしているといろいろな情報が入ってきます。
口コミや感想が書かれたサイトなどもよく見るのですが、その中にたまに現れる酷評。
もちろん、飲食店やお店、習い事などでも悪い評判が並んでいることはあります。
その中にあって、情報商材には特に悪い評判が並んでいるような印象です。
悪い評判が並ぶ理由はいろいろあると思います。
一部の業者は本当に詐欺まがいことをしているでしょう。
謳い文句を信じ、実際のイメージと違ったことで悪い印象を持った購入者もいるでしょう
悪い評判を流して別の商材を勧めるアフィリエイトの手法もあるようです。
ネット上の情報をどこまで信じるかの判断は大切だと思います。
悪い評判が並んでいるものが、必ずしも悪いものであるかどうかはわかりません。
しかしながら、個々の商材によるとはわかっていつつも、全体的にネガティブなイメージを持ってしまっている自分がいます。
そうなると、どうしても手を出しづらいものになっています。
著者・出版社の信頼
書店に並ぶ本というのは、基本的に出版社から出されているものです。
自費出版という形もありますが、ほとんどの本は出版社が関わっています。
出版社から出ているということは、編集者のチェックが入っているということ。
著者はもちろん、編集者も責任をもって出版まで漕ぎつけているでしょうから、一定の信頼感はあります。
大手出版社から出ていれば、ネームバリューも加わって尚更ですね。
だからといって100%その内容を信じていいとは思いません。
しかしながら、どこの誰かわからない一個人でも作れる情報商材よりは、安心して購入できます。
もちろん、最終的には個々の本・情報商材によるのでしょうけど。
後で売れる
情報商材などの電子情報は「中古で売る」ものではありません。
その一方で、本はBOOKOFFなどへ持っていけば、いくらかで売ることができます。
不要になったら売ってしまえばいい。
売ることができれば、売り値分だけ得した気分になります。
まぁ、チェーン店での買い取り価格なんて、発売開始後2~3年もすれば数十円にしかならないこともザラなんですけど。
それでも塵も積もれば山となるではないですが、100冊単位で売ればトータルで数千円くらいにはなります。
買う時から売ることを念頭に置いているなんて、私はある意味貧乏性なのかもしれません。
みなさんはどうですか?
並べてみると大きく次の2つに分けられますね。
1.紙の本であることにメリットを感じている
2.情報商材の信頼性に疑問を感じている
念のためおことわりしておきますが、私は情報商材自体を否定するつもりはありません。
玉石混交な面はあるでしょうが、良いものは良いと思っています。
ただ、ネガティブなイメージを持ってしまっていることもあって、現時点では購入を躊躇してしまっているだけ。
みなさんは、情報商材を購入することに抵抗はありますか?