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高校野球【愛知県編】夏の大会で3年間1ケタ背番号は何人いる?

time 2016/07/18

高校野球【愛知県編】夏の大会で3年間1ケタ背番号は何人いる?

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目次

2016年夏の愛知県大会

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2016年7月16日の春日井市民球場。
この日の天気はやや薄暗い曇り空でしたが、グラウンドの球児たちは熱戦を繰り広げていました。

連休中に梅雨が明けたため暑い日が続くかもしれませんが、選手たちには頑張ってほしいですね。

さて、愛知県大会の試合開催球場では、チケット売り場で大会冊子が販売されています。
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毎年各会場へ足を運んで冊子を購入するのが、高校野球好きの私の毎年の習慣です。

冊子のメインは出場校の選手紹介
出場全チームの登録メンバーが記載されており、名前や背番号、学年、投打、出身中学を確認することができます。

選手に注目したい人野球ファンの必携の書です。

ちなみに、2016年の冊子には「元プロ野球選手から見た高校野球指導について」という特集も掲載されていました。

3年間1ケタ背番号は何人?

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さて、購入した冊子をざっと見ていて、気になったことが1つ。

「3年間1ケタ背番号を着け続けた選手はどれくらいいるのだろう?」

上級生がいる中で1年生から背番号を与えられることは凄いことでしょう。
レギュラー選手に与えられることが多い1ケタ背番号なら尚更です。

一度背番号を手にしても、高校野球生活ではケガや体調不良、スランプなど様々な可能性があります。
そんな中で、その後の2年間も主力に選ばれ続ける選手はかなりレアだと思うんです。

そこで、過去2年の冊子も引っ張り出してきて、調べてみることにしました。

今回の調査対象は、2014年・2015年・2016年の夏の愛知県大会全てで1ケタ背番号を与えられた選手です。

高校野球の中でも最もメインとなる夏の大会で、3年間1ケタ背番号を背負った選手を数えました。

1年連続(2014) 2年連続(2015) 3年連続(2016)
59 41 37

※OutPut調べ。第96回~98回の愛知県大会冊子を使って調査。

上の表は、2014年の1年生(2016年度の3年生)のうち、2014年の大会から連続して背番号を与えられた選手の人数です。

1年生である2014年の大会で1ケタ背番号を与えられたは59人。
その59人のうち、2年生でも1ケタ背番号を与えられたのが41人。
そして、その41人のうち最終学年でも1ケタ背番号を与えられたのは37人でした。

つまり、夏の県大会で3年間ずっと1ケタ背番号を与えられた選手は37人いたのです。

調査してみてわかったのは、1年生から1ケタ背番号を与えられるかどうかはチーム事情が大きく絡んでいること。
選手の実力はもちろんですが、部員数が大きく影響していました。

100人を超える大所帯の野球部もあれば、入部すれば即レギュラー状態の野球部も存在します。

人数不足の野球部でも、1ケタ背番号に相応しい実力を兼ね備えた1年生が入部することはあります。
その一方で、高校から野球を始めた選手が1ケタ背番号として名を連ねることもあり得るのです。

もちろん、3年間部活に励んでいれば、それなりの実力は付いていくものでしょう。
しかしながら、3年間1ケタ背番号を着け続けた選手が、必ずしも実力的に飛び抜けた選手とは限らないのです。

ドラフト候補・有力選手の3年間は?

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では、実力的に注目されている選手は、どのような背番号をたどってきたのでしょうか?

野球情報誌「野球太郎」で取り上げられた愛知県内の有望選手の3年間の背番号を調べてみました。

参考にしたのは、選手個人に焦点を当てたアマチュア野球情報誌「野球太郎 No.019」
2016年夏の高校野球大特集号です。

野球太郎 No.019で取り上げられている愛知県の高校球児の中から5人をピックアップ。
彼らの3年間の背番号はどう変わってきたのでしょうか?

選手名 高校 1年時 2年時 3年時
藤嶋 健人 東邦 10 1 1
葛山 大介 千種 18 11 1
立野 和明 中部大一 なし なし 1
高橋 優斗 愛工大名電 18 5 5
鈴木 統偉 栄徳 9 9 9

※OutPut調べ。第96回~98回の愛知県大会冊子を使って調査。

全国的に知名度が高く、投打にプロから注目されているのが東邦の藤嶋選手。
1年時の背番号は10番でしたが、主力投手の1人として甲子園でも活躍しました。
2016年の春にはエースナンバーを背負って選抜に出場しています。

愛工大名電の高橋選手は県内屈指の強打者です。
レギュラーとなったのは1年生の秋から。
以降、その打撃力を生かし高校通算で40本以上のホームランを打っています。

栄徳の鈴木選手は3年間1ケタ背番号を着けた選手。
1年夏から主力となり、この年にはチームは愛知県大会の決勝戦まで進みました。

このように、県内の有力選手でも必ずしも1年生から主力であったわけではなく、様々な経過を辿っています。

実力のある中学生の多くは強豪校に進みます。
強豪校には優れた上級生がたくさんいるため、1年生は背番号を得ることさえ容易ではありません。
スランプやケガがあれば、競争が激しいためにすぐにその座を奪われてしまうでしょう。

また、上級生優先といったチーム方針がある場合もあります。

選手それぞれに様々な3年間があるんですね。

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