2017/03/15
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目次
マンガとアニメで大きく違う「MAX」
最近、アニメ「レッツ&ゴー!!」シリーズにハマり気味の筆者です。
レッツ&ゴー!!といえばミニ四駆大好き兄弟が様々な強敵たちと熱いレースを繰り広げる作品です。
コロコロコミックで原作マンガが連載され、アニメもテレビ放送されていました。
アニメの放送期間は1996年から1998年。
「レッツ&ゴー!!」「レッツ&ゴー!!WGP」「レッツ&ゴー!!MAX」3つのシリーズがあり、放送期間はそれぞれちょうど1年ずつでした。
ただ、原作マンガが月刊誌であるコロコロコミックでの連載のため、週1放送のアニメではストーリーがすぐに追いついてしまいます。
そういった関係もあり、レッツ&ゴー!!のアニメは原作マンガとは異なるオリジナルストーリーで展開されていました。
特にシリーズ3作目のレッツ&ゴー!!MAXでは主要キャラクターまでもが大きく異なります。
レッツ&ゴー!!およびWGPでは、原作の主要キャラクターはそのままに、オリジナルエピソードやアニメオリジナルキャラクターが登場していた印象でした。
しかしMAXでは、アニメオリジナルキャラクターの一部が主要なキャラクターとなっていたり、原作マンガに登場する主要キャラクターが登場しないなど、オリジナル具合が前2シリーズよりも強くなっています。
原作マンガとアニメで全然物語が違うのであれば、どう違うのかを見比べてみたいところ。
ただ、原作マンガは中古書店などで安価に売られているのを見かけることもありますが、アニメの方は高価なDVD BOXやBlu-ray BOXを手に入れるしかありません。
なかなか、違いを比べてみるのも大変なんですよね。
そこで今回は原作マンガとアニメの比較として、原作マンガには登場しない「レッツ&ゴー!!MAX」の主要キャラクターを取り上げていきます。
原作には登場しない主要キャラクター7選
豪樹と烈矢の一文字兄弟を主人公とする「レッツ&ゴー!!MAX」。
原作マンガにもアニメにも登場する主要キャラクターとして、豪樹、烈矢をはじめ、ネロ、草薙兄弟、服部竜平、楠大吾、プロフェッサー・ボルゾイ、一文字博士などがいますが、アニメではこのほかにも様々なキャラクターが物語の主要な人物となっています。
ここでは、原作マンガには登場しない主要キャラクターを紹介します。
松ひとし
市販のビクトリーマグナムをカスタマイズした「ビクトリーチャンプ」を使用する、近所の模型店・川下模型店レースの元チャンピオン。
性格的にお茶目なところや能天気なところがあるので、彼の登場シーンはギャグシーンになることが多い。
豪樹や烈矢たちと比べると実力的にはイマイチ(一般的なレベルからすれば高い実力らしい)なため好成績を残すことは少ないが、時折意外な活躍を見せることもある。
ストーリー最後のレースとなったM1では決勝ステージまで進出し、ダントツビリを走っていたことが功を奏して完走を果たした。
筆者の印象では、「レッツ&ゴー!!」で例えるとこひろまことと鷹羽次郎丸を足したようなキャラクター。
印象的なシーンは、サマーレース序盤に豪樹の必殺技封じを披露した際の豪樹とのやりとり。
新井ミナミ
豪樹が居候するGEN製作所の隣のクリーニング店の娘。
MAXのヒロイン的な立ち位置であり、豪樹や烈矢のレースを観戦して応援している。
楠大吾に好意を持たれているが本人は気に留めておらず、家の手伝いを大吾に押し付けたことも。
「レッツ&ゴー!!」で例えると佐上ジュン的な立ち位置だが、ジュンを暴力的(笑・・・男勝りかな?)にした感じ。
印象的なのは豪樹と烈矢が写真を探している様子を宝探しと勘違いしたストーリーで、けっこう腹黒さが出ている。
大神マリナ
「レッツ&ゴー!!」に登場した大神博士の愛娘。
ファイヤースティンガー、フェニックススティンガーというバトルレースにも対応するマシンを使用する女性レーサーである。
バトルレースをやめかけていたが、物語後半に父親と再会したことから再びバトルレースを繰り広げるようになった(最後には改心)。
レース時は露出が多くボーイッシュな服装をしているが、回想シーンや大神博士と一緒にいるシーンではワンピースを着るなど、女の子っぽい服装も見せている。
「レッツ&ゴー!!」や「MAX」でも女性キャラクターは登場したが、マリナほど重要な位置にある女性レーサーは過去のシリーズにはいなかった。
印象的なシーンは、女装した豪樹と烈矢の写真を発見して大笑いしている場面。
大善一馬・力
2台の連携で実力を発揮するマシン・レッドソード、ブルーソードを使う実力派レーサー兄弟。
物語序盤では虹色の輝きを放つ必殺技「レインボーツインランサー」を使って活躍を見せたが、物語後半では新必殺技「レインボーツインジャベリン」の出し惜しみをしたこともあり結果を残せなかった。
兄・一馬は一見まともそうだが、ちょっとズレている面がある。
弟・力は幼いために兄頼りなところがあるが、物語終盤では精神的にけっこう成長したかも。
レッドソード、ブルーソードは2台で連携して必殺技を繰り出すマシンなので、走りの特徴としては「WGP」のベルクカイザーが近い。
レインボーツインジャベリンの決めポーズを練習する二人の姿が印象的。
真嶋左京
バトルレーサーの養成学校・ボルゾイスクールの元No.1レーサー。
豪樹に敗れたことをきっかけにボルゾイスクールをやめ、その後は正統派レーサーとして活躍した。
使用マシンは、後部にロケット砲を搭載したボルゾイ・ラキエータと後継機のラキエータⅡ。
物語の途中で外見も性格も大きく変化した。
「レッツ&ゴー!!」のキャラクターに例えると、物語序盤の強敵でバトルレーサーから正統派に改心したという意味で黒沢太がダブる。
M1決勝ステージ前、ミナミに声をかけられたことをきっかけにラキエータが走り出してしまい、大変な目に遭っているコミカルシーンが印象的。
堂本サユリ
GEN製作所のアルバイトで、ファイターレディーとしてレースの実況も務める女性(18歳)。
少女時代は自身もミニ四駆をやっており、憧れの人はミニ四ファイター。
しかし、MAXでは変装したミニ四ファイターである覆面ファイターが登場するが、サユリだけはファイターのバレバレな変装に気付かなかった。
愛車であるスクーターに乗り、コースの間近でレースの実況をするのが特徴。
印象的なのはファイターと勝負したダジャレ対決シーン。
寒いダジャレのオンパレードだった。
数少ない大人(未成年だが)の女性キャラクターであり、ミニ四ファイター関連ということもあって、キャラクターとしてはレッツ&ゴー!!の柳たまみ先生が近い。
西条恵一
名古屋に住む実力派レーサー。
市販のスピンアックスをカスタマイズした「ドラゴンアックス」を使用する。
同じく地方レーサーとして登場した竜平や大吾ほどのインパクトは残していないが、サマーレースやM1でも善戦した。
印象的なのは、M1開催直前にGEN製作所へ足を運んだシーン。
アポなしにも関わらず堂々と乗り込む大阪出身の竜平に対し、「ホントにいいのかな?」と躊躇する恵一。
大阪と名古屋の県民性を表しているような・・・。
今見ても楽しめるレッツ&ゴー!!MAX
改めてレッツ&ゴー!!MAXを見直すと、原作マンガとは別物だなぁと思います。
原作に登場するキャラクターもいるのですが、設定が大きく違っていることもあるんです。
例えば、原作マンガではボルゾイレーサーだった楠大吾ですが、アニメではボルゾイレーサーだった過去はありませんでした。
また、アニメの舞台では、ビクトリーマグナムやスピンアックスなどレッツ&ゴー!!やMAXに登場するキャラクターが使用したオリジナルマシンが市販品として販売されています。
そして、その市販マシンをカスタマイズし、好きに名前を付けて走らせているレーサーが多数登場。
オリジナルマシンでも、マリナの使うファイヤースティンガーや竜平の使うストームクルーザーは、レイスティンガーやシャイニングスコーピオンという過去シリーズに登場していたマシンが基にされています。
本記事を作りにあたり、筆者は昔のテレビ放送の録画(家にまだ残ってたんですよ、これが!)を見直しました。
筆者はアラサーなので、リアルタイム放送当時は小学生。
2016年時点で、20年近く前の作品になるですよね。
VHS画質のため、今見るとあまりキレイな映像ではなかったのですが、物語は楽しくみることができました。
小学生くらいを対象とした雑誌に連載されていたマンガのアニメのため、大人にとってはやや子供っぽいストーリーと思える部分もあるのですが、それがかえって懐かしく感じます。
「レッツ&ゴー!!MAX」はDVD BOXやBlu-ray BOXが出ているので、機会があれば見てみたいですね。