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ユーチューバーの次はショートムーバー!?動画は短く・ゆるくの時代に向かうのか?

time 2016/09/08

ユーチューバーの次はショートムーバー!?動画は短く・ゆるくの時代に向かうのか?

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目次

今、ショートムーバーが注目を集めている!?

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日経トレンディ2016年10月号(No.405)に、「”ショートムーバー”に企業が熱視線」というトピックが掲載されていました。

ショートムーバーとは、30秒程度の短い自作動画(ショートムービー)をTwitterに投稿する人のことを言います。
今、10代~20代前半の若者の間では、短い自作動画を投稿することが流行っているんだとか。

私は今回、初めてショートムーバーなる単語を知りました。
20歳前後の間で流行っているものだから、アラサー男子が知らなくてもしょうがないか(笑)。

まぁ、それはさておき、ショートムーバーの中でも、注目を集めているユーザー(クリエイターといった方がいいのかな?)がいるようです。
Youtubeやインスタグラムから有名・人気者になった人がいるように、ショートムーバーのジャンルにおいてもカリスマ的な存在が登場しているのですね。

また、株式会社VAZという、人気ショートムーバーと専属契約をしてマーケティングを行う企業まで存在しています。
カリスマ的な人気を誇るショートムーバーはインフルエンサーにもなり得るため、企業の宣伝活動にも使えるというワケですね。

高い情報拡散力が各企業から注目されているのです。

企業は広告臭を消したい!?

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現在、ショートムーバーの動画が企業から注目されている理由の1つに、「広告っぽくないのが若い世代には好印象で受け止められている(※日経トレンディNo.405より)」ことがあるそうです。

ショートムーバーが作る動画は、ゆるくて素人っぽい動画がほとんど。
そのため「広告っぽくない」部分があるのでしょう。

ところで、動画と言えば有名なのは「Youtube」ですよね。

最近では、「ユーチューバー」という言葉も世間一般にも浸透しつつあります。
ユーチューバーとは、動画投稿サイト「Youtube」にて動画を投稿する人たち、またはYoutubeを使って収益を得ている人たちを主に指す言葉です。
Youtubeを主戦場とする動画クリエイターってところですね。

最近では、子どもが将来なりたい職業の上位にランクインしているとのこと。
ヒカキンやはじめしゃちょーなど、子どもに凄く人気があるユーチューバーがいることが影響しているのでしょう。

そんなYoutubeは、近年、投稿される動画のクオリティが上がってきていると筆者は感じています。
「見られることを意識したコンテンツ」が作られるようになったといった感じでしょうか。

数年前の動画(一般人が投稿するもの)は、撮影した映像をそのまま投稿しているようなものも多くありました。
もちろん、今でもそういった動画は多いです。
その一方で、オープニング・エンディング映像、テロップ、効果音、映像効果などを駆使して制作された、プロっぽく見える動画も増えてきていると思います。

例えば、有名ユーチューバーが初期のころに投稿した動画と最近投稿した動画とを比べると、クオリティにかなりの差があることも珍しくありません。
これは視聴者が増えるにしたがって、動画制作に力が入れられた結果でしょう。

ただ、本格的な凝ったものになれば「素人っぽさ」「ゆるさ」は失われるし、一定の動画の尺が必要となってきます。
また、企業とタイアップした動画を投稿するユーチューバーもいます。

それは決して悪いことではないですが、プロっぽい活動にはどうしてもお金のにおいがしてしまうもの。

筆者は、ユーチューバーと企業のタイアップも、少し前までは広告っぽくないことが注目されて行われていたと思っています。
しかし、ユーチューバーと企業のタイアップが当たり前になってきている今、もはやユーチューバーは企業の広告塔のようなイメージができてしまっているのかもしれません。

動画視聴者の中には広告を敬遠する人は少なからずいます。

だから、各企業は「広告臭」を消せる次の舞台を探し始めた。
そこで、ゆるくて素人っぽさがウリのショートムーバーを注目され始めたといったところでしょう。

ショートムーバーの現在

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VAZに所属するショートムーバーの動画をいくつか見てみました。

感想としては、「素人っぽいものも多いが、作り込まれているものも出てきている」という印象です。

ユニークなものも多いとは思います。
動画の時間が短いので、前置きなど無しに注目させたい部分に絞って流れることが、面白いと感じる要因かも知れません。

あまり細かな編集作業をせず、30秒間カメラを回し続けて撮ったと思われる動画も多いです。
ただし、少なからず加工はされていますね。
例えば、顔にエフェクトをかける、テンポアップ・ダウンなどです。

リツイート数やいいね数を見ると、かなりのカウントがされていましたから影響力はそれなりのものがあるのでしょう。
若者はTwitterのタイムラインに流れてきた動画をサクッと見て、面白いと思ったら「リツイート」や「いいね」をするわけですね。

ただ、企業とのタイアップで作られた動画については、「やっぱり広告だよなぁ」と思いました
ステマが問題になった今、当然のように企業の宣伝であることが分かるようになっています。
どうしたって、広告は広告です。

広告っぽくないのは、あくまでもショートムーバーが自前・プライベートで投稿している動画。
現時点ではそういった動画が主であるために、ショートムーバーの活動に広告っぽさを感じないだけのようにも思います。

今後、ショートムーバーと企業のタイアップ動画がどんどん投稿されるようになったら、イメージも変わってくると思います
上位のプロたちが企業からお金をもらって投稿する動画は、プロっぽいものになっていくのではないでしょうか。

ショートムービーは号外?

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ただし、ユーチューバーとの差別化はある程度できるかもしれません。

現時点では、Twitterの投稿動画そのもので収益を得られるものにはなっていません
YoutubeのAdsenseのようなものが無いのです。

収益を得られる仕組みが用意されていないから、動画投稿する人は純粋に自分が撮った面白動画を公開したい人になります。
お金が絡んでいないからこそ素人っぽい動画が公開されているのでしょう

そのため、TwitterがYoutubeのAdsenseのようなシステムを用意しなければ、全体としては収益目的のショートムーバーは多くは登場しないため、素人っぽい雰囲気の動画の場所として保たれる可能性はあります。
スマホのカメラで撮ったものをそのまま投稿できるなど、動画の投稿のしやすさでいえばYoutubeよりも手軽ですから、そういった点も素人っぽさのポイントになるでしょう。

また、現段階では筆者はTwitter動画を駅前などで配られる号外新聞・チラシのようなものだと思っています。

重要な(話題性のある)ものについて、新聞社(インフルエンサー)が自主的にたくさんの人に号外をばらまく(拡散させる)みたいな。
号外は誌面そのものにボリュームはないですし。
また、配っている人がいなくなれば号外を手に入れることが難しくなるのは、タイムラインから流れてしまえばツイートを見つけにくくなることと似ています。

Youtubeの動画も様々なSNSに掲載して拡散させることはできます。
でも、何分もある長い動画の投稿もできるYoutubeの動画は、意外とTwitterとの相性が良くないのかもしれません。

どんどんタイムラインに情報が流れてくるのに、1つの動画を見るのに何分もかけていられない。
見ていられるのは、せいぜい数十秒なのではないでしょうか。

つまり、がっつり見るのがYoutube、サラッとチェックするのがTwitter動画(ショートムービー)
そして、拡散力のあるTwitterへの投稿に適した動画形態というのが、実装機能でもあるショートムービーだと思うのです。

Twitter動画やってみた

最後にTwitterでの動画投稿を体験してみました(iPhoneアプリ)。
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Twitterの投稿画面で「動画」アイコンをタップ。

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動画撮影画面になります。

カメラマークを押し続けている間、録画モードになります。
録画を止めるときはマークから指を離します。

もう一度マークを押すと、再び録画が始まります。
チャプター単位で動画が溜まっていきます。

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録画した動画のチャプターは順番を入れ替えることができます。
左右にスワイプすることで順番が入れ替わります。

また、上下に動かすと削除することもできます。

動画の操作を終えたら右上の「完了」を押します。

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チャプターに分かれていた動画は、1つの繋がった動画となります。
あとは、つぶやきの文字を入れるなどしてツイートを完成させて投稿します。

やってみたら確かに簡単でした。
日常でも旅行先などでも、手軽にできそうです。

友だちと一緒に撮影することもできるでしょうし、若者にウケているのもわかる気がしますね

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