2017/03/15
sponsored link
目次
活躍期間が長い孫悟空
原作の連載が終わってかなりの時間が経っているにもかかわらず、未だに高い人気を誇るマンガ「ドラゴンボール(DRAGON BALL)」。
近年ではテレビのアニメシリーズが復活し、2016年10月時点では「ドラゴンボール超」が放送されています。
ゲームやカードなども新しいものがどんどん出ていますよね。
ドラゴンボールといえば、主人公である孫悟空が強敵とバトルするストーリー。
根っからの戦い好きで、ひたすらに自身の強さを追い求め続ける悟空は、作中でかなり長期にわたって活躍を続けました。
ドラゴンボールの作中内での時間経過の長さは、多くのジャンプ連載作品においてもかなり目立ったものです。
そこで今回は、悟空の活躍期間を他のジャンプ連載作品の主人公と比べてみました。
悟空は35年以上戦い続けている
週刊少年ジャンプで連載されていた(または連載中)作品の主人公の主な活躍を、年齢を基準に表にしてみました。
ピックアップした作品は、筆者が読んだことのあるものかつ人気が高いもの。
セレクトに賛否あるかもしれませんが、そこはご容赦ください。
※タップ、クリックで拡大表示されます。
※黄色は活躍期間。オレンジ色は例外扱いの期間で、アニメシリーズや過去編のもの。
どうでしょうか。
ドラゴンボールの主人公・孫悟空の活躍期間はかなり長いですよね。
悟空がブルマと出会ってドラゴンボール探しの旅へ出発したのが12歳ごろ。
そこから様々な強敵との戦いを繰り広げ、ジャンプで連載されていたドラゴンボール(全42巻)の最終話では47歳になっており、孫まで誕生していました。
さらに、アニメオリジナルシリーズである「GT」では52、3歳。
ドラゴンボールでは一気に物語の舞台が数年経過することが何度かあったわけですが、その間も悟空は基本的に鍛錬を続けて次の戦いに備えています。
結果、悟空は原作だけで約35年、GTシリーズを加えると約40年も第一線で戦い続けたわけですね。
「サイヤ人は若い時期が長い」という設定があるとはいえ、これはかなりのものではないでしょうか。
そもそも少年誌である少年ジャンプでは、ほとんどの作品の主人公が10代~20代前半。
さらには第一線で戦った期間となると、せいぜい数年である場合が多いのです。
少年だった主人公に息子や孫ができるところまでは、なかなか物語は進みません。
ただ、近年では主人公の息子世代が活躍する続編シリーズが始まることがあり(キン肉マン2世、BORUTOなど)、その作品内で中年になった彼らが登場することもあります。
しかし、彼らは続編シリーズにおいてはメインで活躍するキャラクターではなくなっており、多くの場合はジュニア世代の活躍が描かれています。
※キン肉マンについてはジャンプコミックス36巻までの初期の連載を対象としています。
そういえば、ドラゴンボールでは悟空の息子である孫悟飯が一時期主人公とされたことがありました。
でも、結局は悟空が主人公という形で終わっていましたね。
ちなみに、全て完結した作品を並べようとも思ったのですが、2016年10月時点で連載中のONEPIECEは特別枠として、あえて比較対象に並べました。
悟空はルフィが羨ましい?
2016年現在連載の真っ只中であるONEPIECE。
ドラゴンボールの倍以上の巻数が出ている作品ですが、2016年時点で作中の時間経過は2年ちょっとしか進んでいません。
これは言い換えれば、たった2年ほどの間にルフィは数多くの強敵たちとバトルを繰り広げていることになります。
これは凄いことです。
だって、戦いの度に体を酷使し大きなケガを負うわけですから。
もちろんドラゴンボールにおいても、悟空は戦いの度に大きなけがを負っています。
でも、同時に戦いと戦いの後には一定の期間が空くことがほとんどでしたし、回復系のアイテムの多く登場していました。
ONEPIECEでも回復系の技などは登場するのですがドラゴンボールほど便利な印象はありません。
つまり、悟空は長く戦い続けるにおいては環境面で恵まれていたわけです。
逆に、ルフィはほぼ連戦に次ぐ連戦です。
体は大丈夫なのか!?と思ってしまいます。
ただ、もしかしたら悟空はルフィを羨ましく思っているかもしれません。
根っからの戦い好きの悟空のことです。
短期間でどんどん強いヤツと出会い戦い続けることができれば、それは嬉しいことでしょう。
ルフィは2年間で、悟空が出会った強敵の数よりも多くの強敵と出会いました。
強敵と出会える環境は悟空よりもルフィの方が恵まれているといえます。
そう考えると、ルフィは悟空に比べてかなり密度の濃い時間を過ごしている気がしますね。