2017/03/15
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目次
ポケモンGOと移動速度
大人気のスマホアプリゲーム「ポケモンGO」。
みなさんは楽しんでいますか?
ポケモンGOはGPSの位置情報が使われており、実際に各地を歩き回ることで成立するゲーム。
プレイスタイルゆえに、様々な仕様やルールが設けられています。
その1つが移動速度によるプレイ制限です。
ポケモンGOは歩いてプレイする事を前提とする仕様。
そのため、時速10キロ以上での移動中にはプレイ制限がかかると言われています。
育成やタマゴの孵化などのためには移動距離も重要なのですが、自動車や電車で距離を稼ぐことができないようになっているのです。
また、運転者がプレイしないように警告も表示されます。
健全なプレイを促すため、運営も色々な対策をしていますね。
時速10キロってどれくらい?
では、プレイ制限がかかる時速10キロってどれくらいの速さなのでしょう。
時速10キロとは1時間に10キロ進める速さですよね。
言葉の上ではそういうことなのですが、具体的なスピードはなかなかイメージしづらいのではないでしょうか。
まず、自転車。
種類や走り方、状況にもよりますが、一般的なママチャリの平均速度は時速15キロほどと言われています。
大人が自転車で普通に走れば、時速10キロはオーバーすることになります。
ポケモンGOは自転車のスピードでもプレイ制限がかかるんですね。
当然ですが、自転車に乗りながらのポケモンGO(というかスマホ操作)は危険なのでやってはいけません。
では、人間が自分の脚を使った場合はどうでしょう。
まず、オリンピックに出るクラスの男子マラソン選手。
彼らは1キロを3分ほどのペースで走ります。
3×42(.195)⁼126
126分は2時間6分なので、おおよそマラソンのトップ選手レベルのタイムになります。
ちなみに、世界記録は2時間2分57秒で、リオオリンピックの金メダリストは2時間8分44秒。
マラソンはコースによって大きくタイムが変わります。
1キロ3分という事は時速20キロ。
トップクラスのマラソンランナーのスピードで移動すれば、ポケモンGOの速度制限にかかるのです。
では、一般人が走る場合だとどうでしょう。
高校生の男子1500m走の平均タイムは約6分です。
これは1キロ4分ほどのペースなので時速15キロ。
まだ、時速10キロよりも速いですね。
中学生女子の1年生の1000m走の平均タイムが5分弱です。
1キロ5分なので時速は12キロ。
あと、2キロ~!
中学生女子が長距離走をするよりもさらに遅いスピードじゃないといけないわけですね。
ちなみに、小学生は持久走をやらない場合もあるため取り上げられるデータがありませんでした。
なので、50m走のデータから計算してみると、小学1年生の女子の50m走の平均は約12秒で、これは時速14.4キロ。
6~7歳の女の子が全力で走るスピードですら、時速10キロを超えているのです。
実際に試してみた
なかなか時速10キロに相当するスピードが見つからなかったので、実際に走って試してみることにしました。
運動公園へ出向き、周りに人がいないタイミングを見計らって、何度か走るアラサー男子(笑)。
もちろん、人がいないタイミングなのは危険回避のためですよ。
ポケモンGOを起動した状態で200mほどダッシュ。
走り終えたところでスマホの画面を確認すると・・・あれ?画面に警告が出ていませんでした。
タイムを計ったわけではないですが、200mを30秒くらいの速さで走っていると思うんですけどねえ・・・。
うーん、距離が短すぎたのかな?
次に、ポケモンGOを起動した状態にして、ジョギングペースでしばらく走ってみました。
ペースとしては1キロ5分ほど。
1キロほど走ったところで画面を確認しました。
・・・あれ?特に画面に変化はなく、警告も出ていません。
う~ん、人間が1キロ走ったくらいでは反応しないのかな?
筆者はジョギングは日課にしているので、ここで一旦ポケモンGOの検証を諦めました。
ポケモンGOのアプリはバックグラウンドで起動したまま、他のアプリをメイン起動して音楽を聴きながらジョギングをすることに。
いつもの距離をこなし、ジョギング終了。
走り終えたところで、ふと気になって起動したままのポケモンGOの画面を再表示しました。
すると出ましたよ、警告!
GPSの位置情報検索がされたあとに、パッと表示されました。
これはどういうことなんだろう?
先ほどの検証では走る距離が短すぎたのでしょうか?
念のためもう一度、ダッシュをしてみることにしました。
まぁ、さきほどよりは体力もなくなっているのでペースは落ちますが、頑張ってみましたよ。
ただし、今後はジョギング時と同様にポケモンGOをバックグラウンド起動した状態で。
すると、また同じように警告表示が登場!
バックグラウンド起動が1つのポイントなのでしょうか?
ちなみに、ポケモンGOの画面を再表示させたとき、位置情報を合わせるために画面内のプレイヤーが移動しました。
なのでもしかしたら、いきなり位置情報が大きく変わったことが原因で警告が出たのかなと思いました。
そこで、ポケモンGOをバックグラウンド起動した状態で、徒歩で数百メートル移動してみました。
移動後、画面を再表示させてみましたが、警告は出てきません。
走るペースも関係しているみたいですね。
ということで、筆者が試した結果としては次のようになりました。
バックグラウンド起動の状態でジョギングするとプレイ制限がかかる
走りながらのプレイはやめよう
なぜ今回、ポケモンGOをメイン起動させた状態では警告が出なかったのかはわかりませんでした。
筆者は、車の助手席でポケモンGOの画面を表示していたら警告が出たことがあるので、メイン起動中に警告が出ないわけではないハズ。
一般人が自分の脚で走るくらいのペースなら、そこまで厳密に反応しないのでしょうか。
今回の検証だけでいえば、ジョギングペースくらいなら、ポケモンGOの画面を表示させた状態であればプレイ制限はかからないことになります。
まぁ、なんとなくで決めた距離とスピードで数回試しただけのものなので、サンプルとして不十分かもしれませんが・・・
とはいえ、走りながらポケモンGOをがっつりプレイすることは、歩きスマホよりも危険かと思われます。
プレイ制限がかからなくても、走りスマホはやめましょうね。
まぁ、ジョギングしながらのプレイはかなり大変だと思いますが・・・。
※今回の検証結果はあくまで筆者が試してみた結果です。みなさんも同様の結果になることを保証するものではありません。