2017/03/15

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目次
2016年夏の愛知県大会
2016年7月16日の春日井市民球場。
この日の天気はやや薄暗い曇り空でしたが、グラウンドの球児たちは熱戦を繰り広げていました。
連休中に梅雨が明けたため暑い日が続くかもしれませんが、選手たちには頑張ってほしいですね。
さて、愛知県大会の試合開催球場では、チケット売り場で大会冊子が販売されています。
毎年各会場へ足を運んで冊子を購入するのが、高校野球好きの私の毎年の習慣です。
冊子のメインは出場校の選手紹介。
出場全チームの登録メンバーが記載されており、名前や背番号、学年、投打、出身中学を確認することができます。
選手に注目したい人野球ファンの必携の書です。
ちなみに、2016年の冊子には「元プロ野球選手から見た高校野球指導について」という特集も掲載されていました。
3年間1ケタ背番号は何人?
さて、購入した冊子をざっと見ていて、気になったことが1つ。
「3年間1ケタ背番号を着け続けた選手はどれくらいいるのだろう?」
上級生がいる中で1年生から背番号を与えられることは凄いことでしょう。
レギュラー選手に与えられることが多い1ケタ背番号なら尚更です。
一度背番号を手にしても、高校野球生活ではケガや体調不良、スランプなど様々な可能性があります。
そんな中で、その後の2年間も主力に選ばれ続ける選手はかなりレアだと思うんです。
そこで、過去2年の冊子も引っ張り出してきて、調べてみることにしました。
今回の調査対象は、2014年・2015年・2016年の夏の愛知県大会全てで1ケタ背番号を与えられた選手です。
高校野球の中でも最もメインとなる夏の大会で、3年間1ケタ背番号を背負った選手を数えました。
1年連続(2014) | 2年連続(2015) | 3年連続(2016) |
---|---|---|
59 | 41 | 37 |
※OutPut調べ。第96回~98回の愛知県大会冊子を使って調査。
上の表は、2014年の1年生(2016年度の3年生)のうち、2014年の大会から連続して背番号を与えられた選手の人数です。
1年生である2014年の大会で1ケタ背番号を与えられたは59人。
その59人のうち、2年生でも1ケタ背番号を与えられたのが41人。
そして、その41人のうち最終学年でも1ケタ背番号を与えられたのは37人でした。
つまり、夏の県大会で3年間ずっと1ケタ背番号を与えられた選手は37人いたのです。
調査してみてわかったのは、1年生から1ケタ背番号を与えられるかどうかはチーム事情が大きく絡んでいること。
選手の実力はもちろんですが、部員数が大きく影響していました。
100人を超える大所帯の野球部もあれば、入部すれば即レギュラー状態の野球部も存在します。
人数不足の野球部でも、1ケタ背番号に相応しい実力を兼ね備えた1年生が入部することはあります。
その一方で、高校から野球を始めた選手が1ケタ背番号として名を連ねることもあり得るのです。
もちろん、3年間部活に励んでいれば、それなりの実力は付いていくものでしょう。
しかしながら、3年間1ケタ背番号を着け続けた選手が、必ずしも実力的に飛び抜けた選手とは限らないのです。
ドラフト候補・有力選手の3年間は?
では、実力的に注目されている選手は、どのような背番号をたどってきたのでしょうか?
野球情報誌「野球太郎」で取り上げられた愛知県内の有望選手の3年間の背番号を調べてみました。
参考にしたのは、選手個人に焦点を当てたアマチュア野球情報誌「野球太郎 No.019」。
2016年夏の高校野球大特集号です。
野球太郎 No.019で取り上げられている愛知県の高校球児の中から5人をピックアップ。
彼らの3年間の背番号はどう変わってきたのでしょうか?
選手名 | 高校 | 1年時 | 2年時 | 3年時 |
---|---|---|---|---|
藤嶋 健人 | 東邦 | 10 | 1 | 1 |
葛山 大介 | 千種 | 18 | 11 | 1 |
立野 和明 | 中部大一 | なし | なし | 1 |
高橋 優斗 | 愛工大名電 | 18 | 5 | 5 |
鈴木 統偉 | 栄徳 | 9 | 9 | 9 |
※OutPut調べ。第96回~98回の愛知県大会冊子を使って調査。
全国的に知名度が高く、投打にプロから注目されているのが東邦の藤嶋選手。
1年時の背番号は10番でしたが、主力投手の1人として甲子園でも活躍しました。
2016年の春にはエースナンバーを背負って選抜に出場しています。
愛工大名電の高橋選手は県内屈指の強打者です。
レギュラーとなったのは1年生の秋から。
以降、その打撃力を生かし高校通算で40本以上のホームランを打っています。
栄徳の鈴木選手は3年間1ケタ背番号を着けた選手。
1年夏から主力となり、この年にはチームは愛知県大会の決勝戦まで進みました。
このように、県内の有力選手でも必ずしも1年生から主力であったわけではなく、様々な経過を辿っています。
実力のある中学生の多くは強豪校に進みます。
強豪校には優れた上級生がたくさんいるため、1年生は背番号を得ることさえ容易ではありません。
スランプやケガがあれば、競争が激しいためにすぐにその座を奪われてしまうでしょう。
また、上級生優先といったチーム方針がある場合もあります。
選手それぞれに様々な3年間があるんですね。